隠れ酸欠
マスク内の呼吸は酸欠状態?
こんにちは、チョーさんです。
新型コロナウイルスが世界中に広がり、全世界の人ががマスクをして外出するようになりました。
又、マスクをしたまま仕事をしている職場も多いと思います。
マスクをして生活している人は、頭痛・めまいや視力低下・集中力低下という症状を良く訴えます。肩が凝っているからと自己判断してこの症状を看過している人が多いように思います。
マスクをして呼吸をするということは、自分の吐いた息を吸っていることになります。
人は、約21%の酸素濃度の空気を吸い込み(吸気)、肺で酸素を体内に取り込んで約15%の酸素濃度の空気を吐き出します(呼気)。
酸欠状態は、通常、16%の酸素濃度を吸い始めると自覚症状が現れ、低濃度になるほど症状は重くなり10%以下で死の危険が生じてくると言われています。自分が吐いた空気は軽い酸欠状態を引き起こす濃度ですので、長時間マスクをして生活することは、健康を害することに繋がります。
マスク内での呼吸で気をつけることは
マスクを装着していると呼吸が苦しいと感じる人は、マスクの大きさ、形状や素材を見直す必要があります。あまり鼻の穴に密着していると、苦しさを感じます。口で呼吸すると苦しさを助長しますので、密集した場所に遭遇したら、鼻呼吸に終止する事も大切です。 それでも長い時間マスクをしていると、酸欠状態になり兼ねません。30分に1回くらい、人がいない場所を探しマスクを外して深呼吸する必要があります。
マスクを着用しているときに酸欠状態を回避する対策として、次のことが考えられます。
A 鼻呼吸を中心に行い、まっすぐ下へゆっくり吐き出す
B 鼻で深呼吸をするときは、吸気と呼気の時間割合を同じにし て、吐いた後数秒吸わない
C 吸気と呼気の時間を出来るだけ短くする
特にCの呼吸時間は、2~3秒に1回すると、呼吸をする事による疲労の度合いが小さくなります。通常の呼吸数は1分間に12~18回とされ、多くの人は3.3~5秒に一度呼吸していますので、ちょっと短めにしてみましょう 早く浅い呼吸をするときは、呼吸に関する筋肉をあまり使用しないことがコツになります。
この呼吸方を身につけると、呼吸が乱れにくくなりますので、酸素濃度が低い空気を短時間で沢山吸い込む機会が減少します。
この呼吸法は、慣れが必要です。苦しさを感じたらBの呼吸をして、時折肺を膨らませると楽になります。
酸欠状態を放置するとどうなる
酸欠状態が続くと疲れやすくなり、どことなく調子の悪さを感じるようになります。その結果、自律神経のバランスが崩れ、免疫力が低下し始めます。 健康の基本は呼吸です 毎日運動をして深呼吸をしましょう 健康を維持するために、呼吸は必要不可欠です。毎朝、起きたら窓を開けて3回大きく深呼吸をすると、こころも身体もすっきりします。
姿勢を正して酸素を取り込もう
特に冬は呼吸が浅く、酸素の取り込み不足になりがちです。その理由はなんと「猫背」。 寒い時期はどうしても猫背になりがちですが、その姿勢が肺を圧迫し、酸素の取り込み不足にとなりやすいのです。姿勢を正して酸素をたっぷりと肺に送り込んであげましょう。
そして姿勢の改善には根本の歪みを治すことが一番大事なことです。
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